2018.03.22
「こんにちは、はじめまして。
私の名前は、金子 サクラ マッコイ です。小説『サクラへ ーアクアブルーの中から』の主人公です。
休みの日は、今でも絵を書いています。
2018年4月1日。私の誕生日にここ田中歯科クリニックに入局しました。
ここでの私の仕事は、先生のアシスタントをしたり、新人なので患者さん目線でいろいろと田中歯科クリニックの治療のことや疑問に思ったこと気づいたことなどを先生に聞いてみようと思います。年齢はレディーなので聞かないでくださいね(笑)。いつも元気な笑顔で頑張りますのでよろしくお願いします。」
初めての職場なので不思議なことがいっぱい。
早速先生に聞いてみましょう。」
質問①
先生、患者さんは、毎日歯を磨いてられるのに虫歯になったり歯槽膿漏になったりするのはどうしてですか?
ドクター田中(以下Dr):
それはいい質問ですね。
それは「歯を磨いている」ということと「歯が磨けてる」との違いなんです。
口の中には常在菌と言う細菌がいっぱいいるんです。その細菌たちが磨き残しの食べ物のカスに繁殖して硬くなってくるんですね。それは、歯垢とか歯石と呼ばれてます。聞いたことあるでしょう。ただ食べ物のカスが溜まっているだけではないんです。細菌の塊なんです。虫歯や歯槽膿漏の原因は、この細菌の排出する酸とか毒素なんです。
虫歯や歯槽膿漏の人たちは毎日これを食事と一緒に食べてるのです。
アシスタントサクラ(以下🌸):
わー、怖い!そうだったんですね知りませんでした。ということは、ちゃんと磨いているつもりでも磨けてないって言うことですか?
Dr:
そうなんです。どうしてかっていうと、考えられる事は、まず歯ブラシが大きすぎたり硬すぎる。毛先がちゃんと食べ物のカスや歯垢を掻き出すことができてないことが多いです。
もう一つは、歯磨き粉をいっぱいつけすぎている。
口の中が泡だらけになって、すっきりした香料に満足しても実際には汚れが取れてないことが多いんです。
ちゃんとした歯ブラシの方法は、歯科衛生士のお姉さんに、その人の口にあった磨き方の指導受けいたほうがいいですね。
🌸:
そうなんですね。
私も早速チェックしていただいてお姉さんの指導受けますね。
Dr:
そうまずそこからですね。心臓病を始めとする全身的ないろいろな病気もこれらの細菌の出す毒素が原因となっていることもこの頃の研究でわかってきました。
よく考えて!歯に穴を開けたり、口の中の骨がなくなったり、出血したり、膿が出たり、臭い匂いを出している細菌の塊ですよ。歯石がいっぱい付いている口の中は、細菌のマンションだらけの都会と同じで、何億菌も住んでいるようです。これは歯ブラシてもなかなか取れません。そういうサティアンには、最新兵器のような超音波歯石除去装置を使って一掃します。さらに最近ではレーザービームを使って汚染された歯肉を蒸散させます。一時的に血だらけになりますが健康な人だと1週間ほどで出血も止まります。
こないだ研修の時に見たでしょう
サクラ🌸:
はい。初めて見た時は、驚きましたけど、1週間後に来られるときにはきれいに治っていたのでびっくりしました。
Dr:
いや最近の治療器具は、進化してるのでほんとに助かります。
ただ、虫歯や歯槽膿漏になる前にその簡単な方法さえ覚えてれば、一生自分の歯で過ごすことができるんですよ。早期発見、早期治療は時間とお金の節約ですね。私も楽(笑)
未病という言葉がこの頃出てきましたね。病気になる前に予防することの重要性の意識が高まりつつあります。ですから、歯科治療っていうのは歯ブラシのかけ方から始まって最後はメンテナンスの歯ブラシの仕方で終わなですよ。
ポイントは、小さめのあまり硬くない歯ブラシの毛先を使って歯と歯の間、歯肉との溝を1本ずつ小刻みに丁寧に磨くことがコツです。人によってはデンタルフロスや歯間ブラシを使うと効率的に歯垢が取れます。
皆さんの口の中は、千差万別で違いますので、その人に合った磨き方を覚える必要があるんですね。
もう一つ大事なことは、食事指導!特にシュガーコントロール。今度また詳しく教えますね。
本院では「のどあめ禁止令」を発令中です。
サクラ🌸:
えー先生!私喉が痛いときには。
婦長:
サクラさん。おしゃべりばっかりしてないで、高圧滅菌器の方法教えますよ!
サクラ🌸:
ハーイ、では先生また今度よろしくお願いします。