逗子、湘南の歯科(歯医者)田中歯科クリニックです。一般歯科、小児歯科、審美歯科、ホワイトニング、インプラント、口腔外科、矯正歯科等の治療を行っています。急患も受け付けます。

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未病とCSをマウスピースのエビデンス


2025.04.22

逗葉歯科医師会 医療法人聖徳会 田中歯科クリニック

本医院では、『咬み合わせ問診表』に術前と術後の健康状態を数値化し『オーラル未病改善対策』の1つである『CSO マウスピース』を装着した後の状態を評価し、 良好なエビデンスを得ています。

神奈川県は、2017年に「かながわ未病改善宣言」を発表しました。 『未病』とは、全ての年代の人の健康と病気の間の状態を言い表す中国医学用語です。

いわゆる、前疾患状態;(Pre-Disease)の事です。同義語として近年良く聞かれる医科用語として 用いられている『フレイル』(虚弱)は、加齢に伴う肉体の機能低下と認知力の低下による自立的社 会参加への支障を来たすことです。これは、『未病』の一部の高齢者が対象です。

今回、年齢に関係なく引き起こされる『口腔疾患の未病』の状態を『オーラル未病』と定義し、口 腔機能を構成する器官を『歯牙』、『歯肉』、『関節』、『筋肉』、『神経』、『咬合』の6つに分け、それぞ れの疾患の進行状態を明確にし、口腔における『未病』の状態を解りやすく「オーラル未病指標」と して表しました。

また、2016、17年の厚生労働省歯科疾患実態調査によると「口腔機能不調者」は、 41%であり、日本の人口比率に換算すると約5,000万人になるにもかかわらず、実際の歯科の 2大疾患の「歯周病」と「う蝕」の受診者総数は、589万人であったとしています。

更に、顎関節にクリック音や痛みの不調を訴える人が、約15%(推定1,500万人) も存在しており、高齢者の約4分の1の人が、「よく咬めてない」と言う事が判明しました。

このようなことから、『未病』の大多数は、『オーラル未病』の状態であり、定期的な歯科検診によ る『オーラル未病』の早期発見、早期改善が、(表ー3) 『オーラルフレイル』に至る前処置として必要であり、全身の健康寿命延伸に有効である事を示唆しています。