2017.04.23
1987年頃より私たちは歯科の治療用具の1つ歯ブラシの開発を始めました。
それは歯ブラシ+デンタルフロスホルダーとが合体したもので、
その設計は、昭和63年12月の日本人間工学会関東支部大会で発表しました。
名前はYーブラシです。
興味のある方は、ホームページの院長紹介の中での4-d.をお読みください。
またコンセプトなども同じく論文になっております(4ーa.4ーb,4ーc)
これには、デンタルフロスを改良しラバーフロスを大手のゴムメーカーと共同開発をしました。
ところが、このゴムに青く色をつけたことで、商品化して2年3年すると劣化を早め、切れてしまうことがわかったのです。
それに加え、洗面所の歯ブラシ入れの穴に入らないと言う欠点もあると言うことで、結局販売を打ち切ると言うことになりました。
デンタルフロスの日常化は、歯間部の虫歯発生の防止に非常に有効な習慣です。
当院では、今でもデンタルフロスの使用の仕方を歯ブラシ指導のメニューの中に取り込んでいます。
ただ良かった話としては、1988年のジャパンパッケージコンペティションと言うデザイナーの登竜門にて、
私たちがデザインしたドクターマッコイ社のパッケージが、POP部門賞を受賞したことです。
アートディレクターとして一流デザイナーと肩を並べることができたと言う事は違った意味で良かったかな、と思っています。